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あの頃と今
茜色に染まる街
次第に月明かりが灯る
赤蜻蛉はお家へ帰り
並木道にはただ枯る落ち葉
朝靄の澄んだ空気
宛てなく漂う雲
じっと昔を眺めていた…
あの頃と何も変わらない 面影が薫っていた…
だけど…
大事な場所は少し変化して
君も僕より背丈が少し伸びていた…
雲の切れ間から零れる輝く太陽に
指さして笑う君の笑顔 もう一度 見たかった…
晴れた青空に浮かぶ虹に
恋の予感を感じてたのに…
それは 僕だけの勘違い 君はもう 違って見えた…
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