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「? なんでそんなに決まらないんですの? 早く決めてほしいですわ」
「……も、望月」
「い、いや藤井だろ」
「白木先輩がいくべきです!」
互いに押し付けあう俺たち三人。水野もいい加減イライラしていた。
「なんで誰も僕の名前をあげてくれないんでしょう?」
「じゃあ白木君でお願いしますわ」
「自分の存在をアピールしているにも関わらずこうも無視されるとは……一種の放置プレイですかね? それはそれで興奮します!」
「ほら白木、指名が入ったぞ」
「そうですよ白木先輩、頑張ってください!」
「……くそっ、いつか仕返ししてやるからなお前ら」
悔しそうにしていたが白木は渋々水野の元へ行き勉強を教え始めた。
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