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その後も
度々さっきのような状態になったがなんとか切り抜けることが出来た
少しして教室が見えてきた
苛立っていた気持ちが落ち着いてくる
が…
俺は教室の中から聞こえてくる不審な声に気付いた
『…んっ はぁ……あ、』
…………。
どいつもこいつも馬鹿みたいにさかりやがって！
人の迷惑も考えろよな
しかも教室なんかでするな!!
入れないじゃないか!!
でも立ち聞きなんてしたくないから、一旦引き返すことにした…
『…い…や、イヤだ!!やめろ!!』
教室から聞こえてきた声に反射的に身体が動いた
教室の扉を開け放ち、暴れる細っこいヤツに覆い被さるようにしている男を殴ってそいつから引き剥がす
『っ!? 痛ってぇな…何のつもりだてめえ!!』
ごちゃごちゃと何かをほざいている男には構わず、俺は襲われていた男の方を向く
そいつは縮こまってガタガタと震えていた。泣いているのか微かに嗚咽が聞こえてくる
「おい、大丈夫か…？」
声をかけてみるが、反応がない
無意識にそいつの方に手がのびる
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