今に向かって--動き出す事実--

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不安でした。 この、行く先が。 保健婦、 友人、 習い事先の先生、 幼稚園の先生、 …そして主人。 誰1人として、私の気持ちを理解してはくれなくて。 友人は親身に話しを聞いてくれました。 『大丈夫。気にし過ぎだよ』 と、励ましてくれました。 …ありがとう。 でも、ごめん。 私は愚痴を言いたい訳でも、安心したい訳でもないの。 私は、誰かに信じて欲しかった----- 私が色々と話したのは藁ワラにも縋スガる思いだったから。 何処かの誰かが同じ経験や糸口を知ってやしないか、兎に角何でも情報が欲しかった私。 その姿はきっと、心配性で、単に子育ての愚痴をこぼす様にしか見えなかったかも知れない。 1人で抱える不安は、本当に重たかった。 本当なら主人が一緒に持つべき荷物を、少しでも誰かに託そうかとしていたかも知れない。 重く感じた友人も居ただろう。 私の気持ちは、誰にも理解されないままに1人悩んでいました。 孤独だったなー…
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