今に向かって--動き出す事実--

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うーん… もう少し様子を見ようか。 でも、日に日に増えるお友達との小さな…ほんの少しの些細な揉め事。 勉強でのフォローも、私だけの力では無理に近付いた1年生の秋。 私は、頻繁に連絡帳を書く様になりました。 きっと先生にしたらモンスター・ペアレントか、心配性で過保護な親だったと思います。 イヤだったろうなー(;-ω-)a゛ 連絡帳では、どう教えたら分かりやすいか、学校での教え方等のやり取りをしていました。 でも、にぃの様子は日々辛そうで、月曜日の朝になると真っ青になりながら腹痛を訴える様になりました。 理由は、勉強とお友達関係-- まだ私との会話の中で、彼自身の気持ちの強さから、前向きになる要素を見つけては登校していましたが、 ここで私が動かなくては、取り返しがつかなくなると… 学校へ行けなくなってからでは遅いと感じ、担任の先生に電話を掛けました。 端から見ると、本当に面倒な親に見えたと思います。 私、周りが見えていなかったかも知れません。 でも、今の担任の先生には、連絡帳だけじゃ駄目だと感じたんです。 だって、お友達関係での記載に 『にぃ君だけを見ていればいいですか?生徒は他にも沢山居ます。私も仕事があります。休み時間も全て にぃ君に張り付いていたら、にぃ君はお友達から傷つかなくなりますよね。でも、それで良いのでしょうか。見守る目を持って下さい』 との書かれていたから…
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