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「お目覚めの様だね」
突然後ろから声がする。
黒髪に深い瑠璃色の瞳。
外見からして16歳くらいの少年に見えるが、雰囲気は大人びている。
私はつい見とれてしまい、呆然と少年を見上げていた。
「ああ、まだプログラムが更新されていないのか。」
少年はそう言うと、私のみぞおち辺りに手を伸ばした。
カチ…、と音がして、少年が押したところが光る。
「プログラム、インストール」
少年が言ったとたん、光が徐々に広がっていき、私の全身を包んだ。
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