第一章

2/16
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
「幽体離脱って信じる?」 夏の定番の怪談話だ。 鉄男(てつお)の番になり話を進める。 「俺さ、徹夜で仕事をしてたんだよ」 鉄男は思い出しながら話を続けた。真剣に話をする鉄男は久しぶりに見た気がする。 周りの奴らは顔を前のめりにし、話を聞き入った。 「深夜の2時頃かな?疲れて横になっていたらいつの間にか寝ててさ・・・」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!