第一章

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「その話と関係してあるんだけど、駅前のファミレスがあるだろ?」 巧が鉄男に指をさして言った。 「俺があのファミレスに行きたくない訳を話すよ・・・」 その一言に正太と鉄男は驚いた。 正太と鉄男は、今まで巧と一緒に駅前のファミレスには行った事がないからだ。 鉄男は煙草に火をつけ、肺の奥まで深く吸い込んだ。 ただならぬ緊張感が漂っている。 巧は一息入れて話しを続けた。 「あれは忘れもしない15年前の話だ」
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