2

6/12
前へ
/92ページ
次へ
家を出て、かなりの時間がたった。 学校に電話したら、3時間ほど前に帰りましたよ。だって。 学校のまわりや家のまわり、思いつくところは全部見て回った。 今は、人が滅多に通らない路地裏を散策中。 こんなとこに居るハズないだろ。 なんて思いながらもひかるの勘を信じる。 ひ「宏兄ーーーーっ!」 少し前を歩いていたひかるが突然大声をだした。 や「なんだよ、五月蠅いな」 そう言いながらも、早歩きでひかるのところに向かう。 ひ「あれ…」 ひかるの指さす方向には変わり果てたりょうすけが居た。 引き裂かれた服。 顔には涙のあとがあり、一目見ただけで、「襲われた」というのがわかる状態だ。 「…っ」 、
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!

339人が本棚に入れています
本棚に追加