339人が本棚に入れています
本棚に追加
最年少side
りょう兄どうしたんだろう。
なんかみんな深刻な顔しちゃってさ…。
湯船で体育座りをしながら考える。
も「っあーーー!!もう!分かんないっ!」
そう叫ぶと思いっきり湯船から出た。
パジャマに着替えて、リビングに戻る。
リビングには、パジャマを着て眠っている涼兄と、涼兄を心配そうに見守る兄ちゃんたち。
も「……」
無言でソファーに座ると、俺に気づいた雄兄がこっちに来た。
た「りゅう、髪びしょびしょ」
雄兄は俺の肩に掛かっていたタオルを手に持つと、ワシャワシャと髪を拭いてくれた。
も「………」
ちょっと不機嫌な俺は、何も言わずやられたい放題。
「りゅうは気にしなくていいから」
、
最初のコメントを投稿しよう!