2

10/12
前へ
/92ページ
次へ
最年少side りょう兄どうしたんだろう。 なんかみんな深刻な顔しちゃってさ…。 湯船で体育座りをしながら考える。 も「っあーーー!!もう!分かんないっ!」 そう叫ぶと思いっきり湯船から出た。 パジャマに着替えて、リビングに戻る。 リビングには、パジャマを着て眠っている涼兄と、涼兄を心配そうに見守る兄ちゃんたち。 も「……」 無言でソファーに座ると、俺に気づいた雄兄がこっちに来た。 た「りゅう、髪びしょびしょ」 雄兄は俺の肩に掛かっていたタオルを手に持つと、ワシャワシャと髪を拭いてくれた。 も「………」 ちょっと不機嫌な俺は、何も言わずやられたい放題。 「りゅうは気にしなくていいから」 、
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!

339人が本棚に入れています
本棚に追加