プロローグ

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僕の意思に反し、一方的に説明するとすれば、話すとき、相手は、僕と顔はあわしている。    ・・・・・・・・・ だが、眼はあわしていない。     ・・・・・・・・・・ それも、相手がしらないうちに。 生まれつき僕は、『他人の視線を僕の眼からはずす』体質 を持っていた。 辛かった。意味がわからなかった。理解できなかった。話しても、聞いてくれているという感じが全くしない。ただ…辛かった。 とれる意味合いが違う、と言ったけど、 僕にとって、、眼を見てくれていない、というのは顔をあわせていないというのと同じだ。 だから、あえてこの言葉を紡ぐ。      ・・・・・・・・・・・・・・・ 「僕は他人と顔をあわせて話したこ ・・・・ とがない。」
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