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「バスラル。君は何でいつもこうなんだ」
いつもの怒鳴り声で夢の中から引きずり出された。
彼女の音は頭に響くから嫌だ。
いや、別に嫌いではないんだけど。
「バスラル。使い魔にカエルを選んだ場合、絶対に気を付けなければいけない事は?」
瞼を閉じて必死に夢の世界にしがみつきながら、僕は古くさい教科書と茶釜のような頭をした教師の口調を思い出す。
「えん、あのなん。カエルをん、使い魔になん。選んで」
「……変な口調まで真似しなくて良いから」
やっぱりやっぱりな、呆れた声。
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