*第1章*

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こんな課長の嫌み?もいつもの事で、 私、城崎 薫は この会社に入社して8年目。 8年目ともなれば、ある程度の仕事もこなせるようになって自信もつき、後輩も出来て頼られたり、 初めは上手くいかない仕事に悔しくて涙したり、先輩に泣きながら相談したり今となってはいい思い出だ。 仕事も恋も人並みに。ただ毎日をなんとなく過ごして、 気付けばもう28。 後輩達に先を越され、両親には 「早く孫の顔を見てみたいわ~」 なんてありきたりの台詞を言われて、 「そのうちね」 と適当に聞き流してはきたものの、 一応これでも焦ってはいる。
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