ぼくのなみだはきみのなみだ2

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【9月19日】 今深夜1時くらいかな。 眠れなくて、外で日記書いてる。 太郎・・・辛いよぅ。もう月に吸い込まれそうだよ。 丘の下に見える街の明かりもやけに綺麗で・・・ 風が少し冷たくて、私、初めて生きてるのを実感してるのかも。 何書いていいかわからなくなってきちゃった・・・ この感覚、言葉にするのが難しいよ。 けど、きっと今の気持ちはずっと宝物になると思う。 だから、頑張る。 このページで、もはやみねかは完全に惚れてしまっている事がわかった。 こうなったら、丸夫を嫌っていても仕方がない。 僕も彼を好きになる努力をしようじゃないか。 と、一見立派な事を考えた。 この時、 ペナ島太郎は濡れていた原因にも気づいたのだ。
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