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ペナ島太郎は思い出してきた。
この頃は、みねかが、りさに影響されてダイエットをはじめたと聞いていた。
これは、みねかがペナ島太郎に嘘をついていた訳ではない。
誰かから聞いた話でもない。
つまり、ペナ島太郎は本当に聞いていたのだ。
りさとみねかの電話を聞いて、そう勘違いしていたのだ。
要は盗聴、普通は犯罪である。
ペナ島太郎は、
今までみねかが、誰にも知られないように気をつけていたのだと思った。
一般的に一旦友達関係を築いた場合、恋愛関係にならない事が多い。
それは、
恋愛対象と考えるかどうかを早い段階で決める場合が多いからだ。
特に、女性の場合はその傾向が強い。
つまり、みねかは短期決戦を挑むつもりなのだと考えた。
しかし、実際は少し違う。
みねかは策士ではない。
単純に、丸夫に自分の体型をみせたくなかった。
だから距離を置いていたのだ。
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