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「しんたっっ!!」
あれ?
「…はっ、夢か…」
肩で息しちゃって、情けないな
夢なんかで…
うわあ汗かいてる…
「何で今こんな夢なんか…」
焼けるような太陽
蒸し暑い
夏のある日
死期がせまり
泣き叫ぶように鳴く
蝉の声
愛すべき誰かに見つけてもらう為
それでも時間は止まる事を知らず
私は時間が動き始める事を願う
まだ音が聞こえるほど激しく脈打つ心臓を落ち着けようと
深く呼吸をする
温かい匂いがした
「ごはんかな?…お腹減ったなあ」
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