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「ははっ。即答。」
そう言って笑う公ちゃんがなんだか憎らしくて、同時に愛しい。
「ねぇ。公ちゃんはりんちゃんのどこが好きだったの?」
「そんなの聞いてどうすんの?」
「今後の参考にするのよ。」
「ははっ。なんだそれ。んー‥‥そうだなー。顔かな。」
あまりにも意外な答えに思わずフォークを落とした。
「本当に?」
「うん。あとは小っちゃいとこもかわいくて好きだし、おっちょこちょいなとこもツボ。それから長い髪も好きだし。」
「‥‥思ってたより安易なのね。」
そう言いながらも心中では地味に落ち込んだ。
だって私は小さくもないし、おっちょこちょいでもないし、唯一長かった髪は先月バッサリ切った。
「それから‥‥一生懸命なところが好き。」
そう言って目を細めて笑う公ちゃん。なるほど、最後のがほんとの理由か。
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