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「この分だとまた怜のこと好きになる日も近いかもな。」
「え!!!!!ほんと!?」
あまりに嬉しい言葉に身を乗り出すと、公ちゃんは笑った。
「最近の怜は素直だからな。それまで心臓が持つかな。」
そんなこと言って‥‥心臓が持たないのはこっちのほうだって。
「怜。さっきの言葉、すごく嬉しかった。ありがとう。」
「‥‥どういたしまして。」
「来週。」
「へ?」
「来週デートしようか。」
「ほ、ほんと!?」
「うん。約束だからね。」
「‥‥ありがとう、チャンスをくれて。私頑張るからね!」
「ははっ。期待してます。」
公ちゃんが私に向ける笑顔が少しだけ変わった気がするのは自惚れかな。
公ちゃんがまた私を好きになってくれるまで頑張るからね。見ててね。
今度は諦めたりしない。絶対に。
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