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ながーい廊下を、10数分歩いた先に何やら豪勢な部屋が並んでいる。
その一室の前で、鷹代さんが立ち止まる。
「ここは、音楽鑑賞の部屋です。
響子さん、説明をお願いします」
「はい」
そういって、綾乃くんのお母さん…響子さんが私の前に立つ。
「初めまして、夏姫さん。
綾乃の母です、いつも綾乃がお世話になっています」
「いえ!!こちらこそ、綾乃くんにはいつも迷惑を……」
って、自己紹介!?
「…………、響子さん」
「あっ!!
ごめんなさい、私ったら。
ついつい、長くなってしまうわぁ」
響子さんは、天然なのかな??
というか、このふわふわ具合は流石、綾乃くんのお母さんなだけあるわ…。
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