01:嫁殺し!?超スパルタ指導!!

10/15
前へ
/86ページ
次へ
「ここでは、音楽や芸術に関してお勉強してもらいます」 う…。 芸術かぁ…、両方苦手なんだよな…。 「ふふふ、夏姫さんはあまり得意ではなさそうですね~」 「え、なんでわかったんですか??」 もしかして、顔に出てたかな!? 「お部屋でこもっているのが、すごく苦手そうに見えたの」 おふぅ…。 完璧にバレてる…。 「確かに、室内より屋外のほうが好きですね」 「では、レッスンはお外でしましょうか!! あ、流石にピアノとかは無理だけど」 え。 ピアノ?? 「響子さん、主にどういうことをなさるのか話さければわかりませんよ」 そっと、真波さんが呟く。 「あ!!そうでしたね…。 音楽は、器楽と声楽と楽典をします。 ヴァイオリンとピアノの演奏を、やってもらいたいわ」 ヴァイオリン!? 弾いたことないんだけど!! 「芸術は、主に美術ね。 美術史とか。あとは実技かしら」 や、やばい…。 ついていける気が全くしないんだけど。 「苦手かもしれませんけど、一つ一つ少しずつでもいいから頑張りましょうね!! 私も精一杯お手伝いするから!!」 「………!!はい、よろしくお願いします!!」 やっぱり、綾乃くんのお母さんだな…。 よし!!頑張るぞ!!
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

169人が本棚に入れています
本棚に追加