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「ここでは、音楽や芸術に関してお勉強してもらいます」
う…。
芸術かぁ…、両方苦手なんだよな…。
「ふふふ、夏姫さんはあまり得意ではなさそうですね~」
「え、なんでわかったんですか??」
もしかして、顔に出てたかな!?
「お部屋でこもっているのが、すごく苦手そうに見えたの」
おふぅ…。
完璧にバレてる…。
「確かに、室内より屋外のほうが好きですね」
「では、レッスンはお外でしましょうか!!
あ、流石にピアノとかは無理だけど」
え。
ピアノ??
「響子さん、主にどういうことをなさるのか話さければわかりませんよ」
そっと、真波さんが呟く。
「あ!!そうでしたね…。
音楽は、器楽と声楽と楽典をします。
ヴァイオリンとピアノの演奏を、やってもらいたいわ」
ヴァイオリン!?
弾いたことないんだけど!!
「芸術は、主に美術ね。
美術史とか。あとは実技かしら」
や、やばい…。
ついていける気が全くしないんだけど。
「苦手かもしれませんけど、一つ一つ少しずつでもいいから頑張りましょうね!!
私も精一杯お手伝いするから!!」
「………!!はい、よろしくお願いします!!」
やっぱり、綾乃くんのお母さんだな…。
よし!!頑張るぞ!!
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