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赤羽 夏姫!!
ついに、あのしきたりを受けることになりました!!
「我が洋館へようこそ、夏姫さん」
「よろしくお願いします!!」
私が通されたところは、あの時にいた場所ではなくその近くにある所だった。
「部屋に案内してもらって、荷物を置いてきたらまたここに戻って来てくれるかい??作法と武術の先生方を紹介するよ」
「わかりました」
近くにいた執事さんが、すっと私の横に立ち、荷物を持つ。
「あ、私持ちますよ」
「いえ、赤羽様の手を煩わせるわけにはいきません」
あ、赤羽様……!?
「夏姫さん、ここはそういう世界なんだよ。
たとえ、まだ婚約者でなくても婚約者同然の扱いをうけるんだ」
「分かりました。お願いします」
「かしこまりました」
うぅ…。
違和感があるな…。
でも、慣れていかなきゃいけないんだよね…。
大丈夫かな……??
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