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さっきの部屋に戻ると、何やら人が増えている。
綺麗なご婦人が2人、がたいのよろしい男性が1人。
それと……。
「この方が、夏姫さんですか??」
じぃーと見てくるお婆さん。
「はい、赤羽夏姫です」
「まぁ、普通の方ですわね。
桔梗坊っちゃんに合うのかしら??」
毒舌だ………。
このババ…ry
お婆さん、毒舌すぎるよ!!
桔梗に合わないって一番気にしてるのに………!!
そりゃ、あんな華やかな人には私みたいな庶民は似合いませんよ!!
「僕は、そんなことないと思いますよ」
「まあ!!
楓さん、この小娘に何か弱みでも!?」
おい。
何言ってんだ。
老い先短い命を、消し去るぞ。
「違いますよ。
夏姫さん、この方は鷹代 時子さん。
今回のしきたりの総指揮をとってくださるんだ」
「よろしくお願いします」
それにしても、鷹代って……??
「時子さんは、尾鷲の分家の出なんだ。
あと、お孫さんが同じ学園に通ってるよ」
あぁ~、じゃあやっぱあの人のお婆さんなんだ。
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