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時はこの日の朝にさかのぼる。
「海園、お前に用がある。」
ドンっ!
という効果音がなりそうな仁王立ちをする渡辺壮馬と校門でばったり会ってしまったのだ…向こうは狙って待っていたんだろうけど、持ち検しながら。
「は?なんだよ、言っとくけどちゃんとした服装だよ。制服だよ?」
「当たり前だ!!以前はっぴを着ながら来たお前を散々絞ってやったからな!?」
「しょうがないじゃん!春祭りが余りにも楽しみだったから…」
「子供かぁ!!」
俺がいろいろ言われてる間に生徒達が一斉に横を通り過ぎていく。皆さんこの展開になるのをわかってて校門までの道を優先して歩かせてくれたんだろ!?
「おい!!海園、聞いているのか!?」
「聞いてませーん」
「貴様あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
・
・
・
・
「え!?ここで終わりですか!」
「うん☆」
「先輩?」
あの~?それとこれと繋がりは?
あずさは俺の頬をニコニコしながらガッとつかみ…片手で
ギュウウウウウウウウウ
と掴みながら俺にダメージをあたえる。痛い痛い!!頬がちぎれる!!
「で、ホントになにもなかったんですか?」
「…考えてみたんだ。何故こんな莫大な額の存在を…」
教師達が疑問視しなかったのか
「!?せ、先輩?それって…」
「考えたくはないがな。もしかしたら…」
教師達も賭博をしているのかもしれない
「急展開すぎません!?」
「そこには突っ込むな」
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