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今更にお触書が存在するとは...
掟破りは家族皆村八分又は追放
杉村 家は村八分を恐れ
1人息子の健を一つ目のトンネル迄
見送る事にした。
だが父と母は息子が心配で
たまらない。
健は生まれつき身体が弱く
内面は女の子の弱々しい
性格であった。
無事に峠を越せるだろうか！
(雪が散らつき出す)
幾つもの峠を越えても
又トンネルは後二つ、いや、三つ！数える内に忘れて要る父
遠い昔、父もその山道を歩いた記憶が在るのだが....。
間違えて町に通ずる道に行く事は無いと思うが....！
父曰く、最後に歩いたのは20年前の話しだった....！
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