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「今…この証から世界を見るって言いました?」
『うむ、言ったのぉ』
「それは…いつ何時も?」
『基本的に我が寝てる時以外は見れるのぉ』
「そこに…俺の拒否権は?」
『ないのぉ』
「いつ何時も?」
『いつ何時も。』
「………。」
『………♪』
「嫌だぁぁぁぁあぁあっ!!」
いつ何時も。
それは…
トイレだろうがお風呂だろうが…
ユーアとの【自主規制】だろうが…
司の生活の全てを見られる事。
「嫌だ、絶対に嫌だぁぁ!そんなん、俺のプライバシーはどうなるん!?それじゃ【自主規制】や【自主規制】どころか、トイレにだって行けやしねぇよっ!なんなん?どんな拷問!?……はっ!そうだ!こんな指切り落としてしまえばいいんだ!そうすれば今迄通り【自主規制】だって【自主規制】だって……ふふ…ふふふフフフフフ…」
『お…お主…大丈夫かの!?』
違う世界に逝ってしまった司を見てオロオロとする白龍。
日常生活に重大な影響を及ぼす今回の事態だけに、司も精神的にやられてしまった様だ。
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