第二章 特別棟の花子さん

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 お祖父様にいただいたあの腕時計。  あれをつけてるときだけ、霊が見える。  あれがないのに見えるはずがない。  腕を押さえたまま、鏡を見る。  そこには、『私』が居て、私を見ていた。  一度、目を閉じる。  もう一度、鏡を見、私を見た。
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