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ある日の事、里に住む一人の女が、道端で赤ん坊を拾った。女は赤ん坊を抱えながら、辺りを見回したが赤ん坊の母親らしき人の姿はなかった。
女は赤ん坊を抱き抱え、里へ戻り赤ん坊の母親が向かいに来ることを信じ、自らの手で赤ん坊を育てる事にした。
それから数年の月日が流れた。赤ん坊は何一つ問題無く成長した。だが、成長していくにつれ今まで気にしなかったところが、目立つようになっていた。その目立つところは、髪と目の色だ。
髪は白く、目は金色。
これはどう見てもおかしいと思った里の者は女に、子供を巫女に見せた方がいいと提案した。
女はその案に賛成し、子供を連れ巫女のところまで連れて行った。
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