プロローグ

4/19
前へ
/313ページ
次へ
ある日の事、里に住む一人の女が、道端で赤ん坊を拾った。女は赤ん坊を抱えながら、辺りを見回したが赤ん坊の母親らしき人の姿はなかった。 女は赤ん坊を抱き抱え、里へ戻り赤ん坊の母親が向かいに来ることを信じ、自らの手で赤ん坊を育てる事にした。 それから数年の月日が流れた。赤ん坊は何一つ問題無く成長した。だが、成長していくにつれ今まで気にしなかったところが、目立つようになっていた。その目立つところは、髪と目の色だ。 髪は白く、目は金色。 これはどう見てもおかしいと思った里の者は女に、子供を巫女に見せた方がいいと提案した。 女はその案に賛成し、子供を連れ巫女のところまで連れて行った。
/313ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加