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常盤「次は『属性』だ」
すると常盤は地面に落ちていた石ころを拾って地面に何かを書き出した。
常盤「『属性』には計8種類ある。それぞれの属性には弱点と耐性がある」
地面に書き終わったらしい図を見せてもらう。
そこには円状にかかれた
『火→氷→風→雷→水→土→火』
と書いてあり。
二つ並んで
『光→闇 闇→光』
と書いてあった。
常盤「光と闇はお互いが弱点になる特殊な感じだけど、他はこんなもんだ」
文月「つまり、書いてある属性の→に向かって強い攻撃になるんだな」
常盤「そう、火は氷に大ダメージを与えられるけど、土からは大ダメージを受けるって訳。だけど光と闇は違う。この二つだけはお互いの首を締め合う事になるんだ」
満足そうに頷く常盤を横目で見たあと、質問をしてみる。
文月「じゃあ『耐性』ってのはこれと逆回りでいいんだよな?」
常盤「そうだな。あとは自分自身の属性も耐性に入ってるから、同属性との戦いはめんどくさくなる」
確かに………火を使える奴が火を使える奴に挑んでも結果はつきにくいと思う。
文月「属性があるって事はやっぱり『魔法』とかあんのか?」
常盤「もちろん」
ここから長くなるぞ、と前置きをしたあとに常盤は一呼吸おいて話しはじめた。
常盤「『魔法』には当然攻撃型と補助型がある。
攻撃型は相手にダメージを、補助型には自分自身の体力回復、ステータスアップ、ステータス回復、相手のステータスダウンとかがある。
魔法を使うとMP(マジックパワー)が減る。
MPは自分の左下にある二つのゲージのうちの上の細い方だ、無くなったら使えなくなるから考えて使うといいぞ」
文月「だいたいがなんかしらのゲームと似てる部分があったから理解出来たぞ」
常盤「まあゲームって自然と似ちまうもんだろ」
文月「それはそうだな」
適当に頭をかきながら次の説明を待つことにした。
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