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-空き教室前-
俺は常盤に言われた通りに空き教室に来た。
だけど空き教室に入れないままであった。
文月(一緒にゲームをやった人達とは言え、まだろくに顔を見てないからな……………入りにくい)
少々くすぶった後に、覚悟を決めて入る事にした。
文月「失礼しまーす」
扉を開けて教室に入る。
中には常盤を含めた8人がいた。
常盤「………ようこそ、チーム『レジェンド』へ。今、お前の目の前にいる私達がレジェンドのメンバーだ」
文月「へー…………」
常盤「じゃ、まずは文月が自己紹介しろ」
まあこうなる事は予測済みさ、常盤はそういう奴だもんな…………
文月「えっと、名前は文月一希。よろしく」
常盤「……………………終わり?」
文月「終わりだが?」
俺はこの自己紹介を中学一年から高校二年まで一貫してやってきたんだ、何の問題も無いはずだ。
常盤「つまらない事この上ないな…………」
文月「そもそも笑い取る必要無いだろ」
自己紹介で笑いを取る人の気持ちが分からない。
常盤「じゃあ次は私達ね」
メンバーを見渡した後に常盤が先陣をきって自己紹介を始めた。
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