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常盤「知ってると思うけど、私は常盤詩帆。
属性は『火』、スキルは『ギア』、エフェクトは『リーダーの底力』だ。
これからよろしく」
常盤は自分が言い終わったら、すぐに次の人~とか言って代わってしまった。
次と言われて前に出てきたのは……………………………海賊の船長が被ってる様な海賊帽を被っていて、確かウルフヘアーとか言う男子にしては後ろ髪が長い髪が帽子から出ていた。前髪も長めだが、目にかからないようにまとめている。
常盤とはまた違う白いブレザーで、中にはワイシャツではなく、まるで海賊旗をデザインしたようなドクロ柄のTシャツを着ていた。さらにネックレスを長いのと短いのを一つづつしてる。
三好「俺は三好 太陽(みよし たいよう)ってんだ。『キャプテン』か『陽』って呼んでくれ、よろしくな!
あ、ちなみに属性は『水』だから」
文月「よろしくな」
俺の第一印象→海賊オタク?・ノリが軽い
常盤「次ー」
次に前に出てきた人は女子で、髪が青いロングヘアーで常盤と違ってヘアピンなどは何もしていない。
胸も常盤よりは全然あるほうだ。
ただ気になるのが目を閉じている事だ。糸目…………とは違う、本当に目を閉じている。
制服は紺色のブレザーをきっちりと着こなしていた。
雛祭「私は雛祭 花火(ひなまつり はなび)って言います。属性は『光』です。
……………あのー、一つ聞いてもいいですか?」
文月「ん?ああ、いいぞ」
珍しい苗字だなーとか思っていたら、いきなり質問を聞かれる事になった。
雛祭「文月さんの右手だけ見えないんですけど……………右手、ありますよね?」
文月「ええっ!?あるよホラ、指も五本あるし!」
右手を前に出して握ったり開いたりしてみせる。
雛祭「うーん………やっぱり見えません……」
文月「それは雛祭が目を閉じてるからじゃないのか?」
常盤「あー………きりが無さそうだから、花火さんの事は私がする」
俺と雛祭の緩いやりとりを見ていた常盤が説明を始めた。
常盤「花火さんは目が見えないんだよ」
文月「閉じてるからじゃなくてか?」
常盤「花火さんのスキルは『センサー』。
目が見えなくても熱や音の反射などで、白黒世界だけど目のかわりになってるんだ。」
つまり…………元々目が見えない人で、この世界に来てセンサーってスキル手に入れて、目じゃないけど見えるようになったのか。
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