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次に出てきた人は女子だ。
薄い橙色のショートヘアーで、目が少し鋭い感じ。
制服は青色のセーラーでを着ているが、左肩・右肩・左腰・右腰それぞれに刀………だと思われる物を身につけていた。
肩の二本は日本刀みたいな刀で、腰の二本は小刀のようだった。
桐原「桐原 美雪(きりはら みゆき)。
高二で属性は『雷』だ」
文月「よろしく」
なんだかクールな人……………なのかな、最低限に伝えるべき事を言って終わったな。
実際に背も高いし、スタイルは雛祭さんに負けていない。
だけど新入りの俺は様子見&警戒中みたいだな…………
常盤「美雪は強いぞー、身体能力が高いし、ゲームの世界に来る前は剣道をやってたんだってさ」
文月「剣道………だから刀を持ってるのか」
桐原「私の紹介はもういいだろう」
そう言って早々元の位置に戻ってしまった。
常盤「ごめんな、美雪は私達の時も最初はあんな感じだったから気にしなくていいぞ」
そばに来て耳打ちしてきた常盤がそう教えてくれた事で、まあ嫌われている訳ではなさそうなので安心した。
次は男子で、緑色の髪で制服は学ラン。
学ランの中には柄入りTシャツを着ている。
彼の雰囲気には緊張感が無く、何にでも柔軟に対応できそうな感じがする。
的場「僕は的場 京一(まとば きょういち)。
君と同じく高二で、属性は『氷』。これからよろしくなー」
文月「こちらこそよろしく」
やっぱり絡みやすそうな気はしていたが、本当だったな。
常盤「京一はそうだな………………強いて言えば誰も本性を知らない」
文月「………………はい?」
的場「まあそうなるかね、強いて言えばさ」
悪い奴では無い………よな。
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