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巻き起こした爆発で常盤が吹っ飛んだ。
KO!
レベルアップ!
4→5
文月「か…………勝った」
俺はその場に座り込んだ。
すると離れて見ていたメンバー達が走って寄ってきた。
三好「やるな新入り!まさか本当にトッキーに勝つとはな!」
文月「ああ、ありがとう……………ってそうだ、常盤は!?」
勝負とはいえ吹き飛ばしたのは俺だ。
ケガとかしてないよな…………
すぐに立ち上がり常盤に駆け寄る。
文月「………………常盤?」
常盤は俺に背を向けるように寝そべっていた。
……………不機嫌そうに頬を膨らませて。
常盤「…………なんだよ」
文月「あ、いやー、その……………どこかケガとかしてないよな?」
常盤「ヘーキ」
あらーこれは見事なすねっぷりだな。
雛祭「お怪我はありませんか二人共?」
ご機嫌ななめな常盤を心配してくれている雛祭はどことなくお母さん的なキャラを感じた。
文月「あれ、そういやあんなに火の玉喰らったのに火傷一つないな」
大和(東)「それはね、魔法は実際の物を作れる訳じゃないんだ。
トッキーが使う火の魔法も、当たったら熱いと感じる衝撃なんだ。
水や雷とか全部の魔法もそんな感じだよ」
そっか、熱い衝撃なら火傷はしないか………………まあいくら魔法とは言え、上手くバランスがとれてる世界なんだな。
大和(西)「おい、賭けの事忘れてないだろうな」
的場「うっへー、晩飯奢りかよ」
天童「よくやったぞ新入り!お前のおかげでタダ飯食えるぜ」
俺と常盤が火花散らして戦ってた間に、ずいぶん楽しい事やってたんだな……………
そのあと俺達は時間を潰し、賭けに勝った組と俺は晩飯を奢ってもらったのだ。
常盤に関しては部屋に帰るまでご機嫌ななめだった。
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