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桐原「ああ、桐原であってる。
でも堅苦しいから美雪でいいよ」
文月「分かった、あと俺も新入りって呼ぶのは止めてくれないか?」
桐原「ははっ、以外と小さい事を気にするんだな、一希」
おお、女子に名前で呼ばれたのは初めてかも……………
桐原はクールな時とサバサバしてる時があって、不思議なギャップがあるがそれがなんだか新鮮でいい。
今はサバサバモードだな。
とりあえず桐原に部屋に入ってもらった。
常盤「美雪ーいきなりどうした?」
客が来たと言うのにベッドに寝そべったままの対応をとる常盤。
少しは丁寧な対応をしてくれる雛祭を見習ってほしいもんだな。
桐原「用事ってのは一希に聞きたい事があったから来たんだ」
文月「え、俺?」
桐原「そう。あと詩帆が晩飯の時にマッサージしてくれって言ってたからついでに聞こうと思ってたんだ」
常盤「あー、そういえばお願いしてた」
こいつは頼んでおいて感謝する心を持ち合わせていないのか…………忘れないだろ普通。
文月「えーっと、それで美雪は俺に何を聞きにきたんだ?」
俺はマッサージをするために、うつぶせの常盤にのった桐原に聞いた。
桐原「魔法やスキルをなんでも消せるスキルを持ってるのに、どうやって最後に魔法を使えたのかが知りたいんだ」
常盤「おー、私も今聞こうとしてたんだ」
常盤の背中に手を当てているだけの桐原。
手を当てられてるだけで気持ち良さそうな常盤………………あれがマッサージ?
文月「先にそれが本当にマッサージって言うのか聞いてもいいか?」
桐原「私の属性は雷だからな。
今は手の平で電気を流して、電気マッサージをしてるんだ」
常盤「あ~~~…………気持ちい~~」
完全にオッサンだな常盤のやつ…………
そのあと俺は想像制作(イメージメイク)が削除(デリート)を作った事など、七瀬校長に聞いたことをありのままに二人に話した。
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