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常盤「それを先に言えよ……………」
桐原「まさかスキルを二つ持ってたとは………凄い新入りが入ったな」
文月「まあ七瀬校長に聞いたのはこんなとこだ」
俺は一通り説明をした。
常盤「じゃあなんで私が魔力壁をあそこで使うって分かってたんだよ?」
桐原「……………たしかに、タックルの後のあの動きは魔力壁を使うのが分かってるような動きだったな」
文月「ああ、それはな」
いまだに電気マッサージを受けてる常盤と、マッサージしている桐原に話し出す。
文月「火の玉を上から喰らった後に手元の残りを一斉に撃っただろ?
幸い俺は一個消すことが出来たけど他のは全部当たった。
それでもう俺の体力は3分の1は切ってたから、消された一つと残りの一つ分の魔力の火の玉が当たってたら常盤の勝ちだった。
だけど常盤はこの方法をしなかった。
常盤の性格的には決められる時に決める、ってイメージが俺の中にあってさ、魔力を少し残したって事は万が一の保険だと思ったんだ。
だから俺は魔力壁が来るってのがなんとなく分かったって訳だ」
常盤&桐原「……………………………」
説明を聞いていた二人は唖然としていた。
…………そこまで驚く内容かな?
常盤「う~、確かに私は保険で魔力残したな~」
桐原「凄い状況判断だな」
感心されて少し恥ずかしくなるが、まあ悪い気はしない。
常盤「しかし削除(デリート)は魔力壁まで破るのか、文月との対戦の時は迂闊に使えないな」
文月「魔法の力で出来た壁だからな。
最初のステージのゾアのも打ち破ってるぜ」
そのあとしばらくこの世界の事などを聞いた。
どうやら学校には一般生徒もいるらしいが、それはこの世界が用意したCPU(コンピューターキャラ)らしい。
だけど一人一人スキルを持っていたり、魔法も使えるみたいだ。
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