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常盤「最後はイベントだ」
文月「イベントって言ったら、やっぱり何かが起こるのか?」
常盤「ああ、そうだ。
イベントはクエスト同様に、頭の上のふきだしに赤い『!』←が入ってるんだ。
話し掛ければそのままイベント突入だ。」
これからは俺の視界がゲームみたいに写るのが目に浮かんだ。
文月「んじゃ、これで説明は終わりなんだな?」
常盤からイベントとクエストの説明を聞いて、一息ついた。
常盤「まあだいたいオッケーだ。
そうだ美雪、今日泊まっていきなよ」
桐原「え、今日?」
いきなり話しをふられて少し焦っていた。
桐原「私は別に構わないけど、その…………」
急に桐原の言葉が詰まり、俺をちらっと見た。
常盤「ああ、文月の事なら大丈夫。
きっと男勝りだからとてもじゃないけど手なんて出せな………………………いっ!?がっ!?おっ!?はっ!?」
常盤がいきなり体をビクンビクン震わせた。
おそらく桐原が常盤にしてあげている電気マッサージの電力を上げたんだろう。
桐原「確かにこんな性格だけど私は正真正銘の女だ。
心だってまだまだ女の子なんだよ」
常盤「ごめっ!ホントごめっ!おふっ!だからっ!もうっ!やめてくださいぃっ!」
桐原「分かったよ。
今日はお言葉にあまえて泊めさせて貰おうかな」
桐原は電気を流すのを止めたが、常盤はピクピクしたまましばらく動かなかった。
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