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新たな超必殺技
『八帝王の左腕』を手に入れました。
文月「大丈夫か星野!?」
俺は頭に流れてきた経験値や必殺技の話しを無視して星野に駆け寄った。
星野「あぃてて………なんとか大丈夫でーす」
屋上に寝そべっている星野は無事みたいだ。
星野「しかし先輩強いですね、参りましたよ」
文月「そんなことねーよ」
俺は星野に手を差し出し、引っ張り起こしてあげた。
星野「ありがとうございます。
まあ、これで先輩はランキングの順位が上がりましたよ」
そう言われた俺は携帯を確認した。
すると一通のメールが来ていて、内容はランキングが上昇したとの事だった。
文月「先は長いなー」
星野「そうですね。
私なんて下の下クラスですから上の人は比べられないくらい強いですよ」
-数分後-
俺は星野が少し話しがしたいと言ってきたので、最初に星野が寝ていたベンチに座って会話中だ。
星野「しかし先輩の右手は不思議な力ですね」
文月「ああ、削除(デリート)って言うんだ。
触れた物が魔法やスキルなら消せるんだ」
まあ会話と言ってもこんな程度のものだ。
相手はいくら同じ人間に見えても作られた存在だ。
文月「なあ、一つ聞いてもいいか?」
星野「はい、なんですか?」
隈がついて少し眠そうな半目で微笑んで返事をしてきた。
文月「星野は…………作られた存在なのか?」
聞いたらまずい事だとは分かっていた。
でも知らずにはいられなかった。
星野「…………………はい」
星野は微笑みを絶やさないまま俯いてしまった。
星野「私は………いや、他の人達もですが、私達はこの世界に作られた存在です」
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