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星野「朝起きて、学校に行って授業を受けて、放課後は日が沈むまで昼寝して、夜になったら天体観測してから寮に帰る…………………これの繰り返しです」
文月「…………………」
星野「だけど作られた存在だって事を自分で分かってます。
しかも毎日同じ事の繰り返しでも何も不満に思えないんです」
淡々と話す星野はなんだか悲しそうに見えた。
文月「そうか…………」
星野「でも、今日の先輩とのランキングバトルはとっても楽しかったですよ!
…………あっ!そうだ」
何かを思いついたのか、ポケットに手を入れて携帯を取り出した。
星野「アドレス交換してください!
その………………よければ今度は組み手とかじゃなくて普通に遊んだりとか話しとかをしませんか?」
文月「ああ、いいぞ」
『星野 夜空の電話番号、メールアドレスを手に入れた』
(これからは遊びに誘う事などが出来るようになります)
頭に説明が流れてきた。
文月(暇がある時に誘ってみよう)
星野「ありがとうございます。これで先輩と友達ですね。
私、これからは先輩の事は文月先輩って呼ばせてもらいます」
文月「あらためてよろしくな星野」
星野「はい!」
笑顔で返事をした星野はとても可愛く見えた。
『星野 夜空と友情が芽生えた。
通常技、〈流れ星〉が技リストに追加された。』
文月(なるほど、友達と仲良くなっていくと使える技が増えていくのか)
何はともあれ俺は星野に勝ち、ランキング上昇と星野と友達になることが出来た。
その後、俺は星野と別れて屋上を出た。
文月「たしか………購買部辺りに大和がいるんだったよな」
俺は購買部へと足を向けた。
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