~パーティを作るべし~

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文月「まあ拒否する事ないしな。 いいぜパーティー組もうぜ」 大和(東)「うん、よろしくね」 『明日のゲームの世界に行く時のパーティーに大和が加わりました。』 大和(東)「ああ、それとメンバーのステータスとかは生徒手帳で見れるから見てみたら?」 文月「生徒手帳ってこれか?」 俺は学ランのポケットから薄い電子パネルを取り出した。 七瀬校長に生徒手帳だから持っとけって言われたから持ち歩いてたけど、そんな機能があったのか。 大和(西香)「横についてるボタンを押して、指紋確認してから開くぞ」 指示通りに操作をすると、俺の名前が浮かび上がった後に画面が出てきた。 『ステータス』 『技の確認』 『スキル図鑑』 『エフェクト図鑑』 『コミュニティ』 『クエスト』 文月「すっげー!めちゃくちゃハイテクだな! しかもタッチパネル式! 俺、タッチパネルの携帯に憧れてたんだ」 大和(東)「ははっ、携帯じゃないけどかなりハイテクだよね」 興奮気味の俺を笑顔で見守る東だった。 文月「んで、この『ステータス』でメンバーのが見れるんだよな?」 大和(西香)「ああ、見れる。 もちろん自分のステータスも見れるから、次のレベルアップまでの経験値とかも確認出来るぞ」 俺はとりあえずステータスに触れてみた。 すると画面が切り替わり、一番上に『レジェンド』と出て、その下にはメンバーの名前が列んでいた。 さらに自分の名前に触れてみた。 文月 一希 KAZUKI HUMIDUKI レベル5 Next29 攻撃力 21 防御力 17 魔法攻撃力 ?? 魔法防御力 ?? 素早さ 14 潜在能力 S スキル 『想像製作(イメージメイク)』 『削除(デリート)』 エフェクト 『???』 文月「なんだこれ、魔法の攻撃力と防御力、あとエフェクトが『?』で分からないぞ」 大和(東)「うーん……………イメージメイクとデリートの可能性は計れないって事かな?」 俺は生徒手帳を東に渡して見せたが、はっきりとした理由は分からなかった。 大和(西香)「エフェクトはゲームの世界で条件を満たせば手に入るぞ。 まあその条件は分からないから厄介なんだよな」 文月「ふーん、いろいろめんどくさいんだな」
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