~パーティを作るべし~

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翌日 -レジェンド本部- 大和「おはよう文月君。 いやーなんとか風邪が治ったよ」 文月「ああ………おはよう。 …………それはよかったな」 大和「大丈夫?顔色悪いけど……………ひよっとして風邪がうつっちゃった?」 文月「いや、昨日冷蔵庫に入ってたゼリーみたいな物を食ってあたってな……………」 東の優しさが少し体調を良くしてくれた気がした。 常盤「みんないるかー? そろそろ行くからパーティー組んでー」 すでに決まっている俺達はメンバーのパーティー決めを待った。 メンバーのパーティーも決まり、本部の中心にある大きな水晶玉に触れる。 水晶玉に吸い込まれて、ステージ選択が始まった。 『練習ステージ Final』 文月「あれ、もう練習ステージの最後まで来てたのか?」 千羽「はい。 本当ならもう少し文月さんに経験を積んでもらいたかったのですが、トッキーさんがパーティーに入ってサポートすると言っていたので安心してください」 相変わらず千羽は表情一つ変えずに説明してくれた。 文月「そっか…………… なあ、また俺だけ超上空から始まっていきなりボス戦とか………ないよな?」 千羽「さあ…………あの時の事はいまだに原因がはっきりしていません。 ひょっとしたら今回もありえるかもしれませんよ」 ふぅ、無表情の奴に言われると冗談なのか分からないし、冗談だったとしても冗談に聞こえないよね。 常盤「準備出来たか? そろそろ行くぞ」 常盤の合図で体がステージの中に吸い込まれていく。 今回は上空スタートだけは勘弁してくれよな……………
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