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~Final practice Stage~
『拝啓 文月一道様…………まあ親父へ
こっちの世界に来て結構過ごしました。
そっちの世界ではどうなっていますか?
俺がいなくなったとかで、警察に捜索願いとか出しちゃいました?
出した所で見つけられないと思いますので、ほったらかしにしといていいですよ。
こっちの世界に来てからはいろんな奴に出会い、友達になりました。
これからも頑張ってゲームをクリア出来る様に戦ってきます。
貴方の息子、文月一希より』
文月「ひょっとしたらひょっとしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
くそっ!
また超上空からスタートして親父宛ての手紙が書けちまった。
文月「しかもまた一人…………パーティー組んだ常盤と大和は見当たらないし、完全イジメだなこれはさ」
とんでもないスピードで落下しているにも関わらず、呼吸は出来るのはどうかと思う。
文月「……………今回のステージは海か?」
永遠に広がる海に、砂浜が島の様に集まっていた。
文月「あー………もうすぐ地上だな」
猛スピードの上空の落下する旅もこれで終わりだ。
文月「ん?あれ………………おい!?
そこ海!海だから!
このまま落下とか無理無理無理無理!
うっ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ザッパーーーン!
今回は本当についてなかった。
-一方少し前のレジェンドメンバーは………-
常盤「文月がまたいなーーーーい!」
またしてもいない文月を探していた。
三好「まあまあ、少し落ち着けって。
また上空からスタートしてるんじゃないのか?
…………………それより見ろよこの海!見渡す限りの青!潮の香り!白い砂浜!
海サイコー!」
海賊帽を被った自称前の世界で海賊だったと言う三好太陽(高三)は海を前にハイテンションだった。
千羽「上空に流れ星を発見………ああ、あれは文月さんじゃないですか?」
地面に真っ直ぐ落ちてくる光り………あれは確かに文月だった。
天道「でもどうするよ。
受け止めるのはまず無理だし、そもそも落下点が海だぜ?」
ブレザーの中にサッカーユニフォームを着るのは凄いサッカーバカだと思う。
常盤「はぁ、とにかく助けに行くぞ」
文月の悲鳴と海に打ち付けられた音が聞こえたのは少ししてからだった。
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