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桐原「どうすればいいんだろうな………」
井戸を見つめる俺達はただ立っているだけだった。
三好「こうなったら…………入ってみるしかなくね?」
それは構わないが、何故俺の方に親指を立てながら言うんだろう?
天道「なるほど、落下慣れしてる文月ならこんな井戸は朝メシ前だよな?」
文月「え?…………俺が行く流れなのか!?」
三好「お前が一番適任者なんだよ。頼むぜ」
天道「俺からも一つ頼む」
そんなこと言いながら、俺の返事を待たずに両腕を捕まれた。
文月「マジでやめろって!落下って本当に恐ろしいんだぞ!
それに慣れてなんかないし、むしろトラウマになってんだよ!」
俺の言い分なんかお構い無しにズルズルと井戸まで引き寄せられる。
的場「無事を祈ってるっすよー」
雛祭「井戸はかなり深いので気をつけてくださいね~」
文月「ちくしょう!
助けてくれるどころか止めてくれる人すらいねぇのか!」
ついに井戸の淵まで追いやられ、片足が浮いている状態だ。
文月「くっそぉ!こうなりゃてめぇらだけでも道連れだ!」
両手で三好と天道の服を掴み、力いっぱい引いて井戸の中に落下した。
三好「ちょっ!?無理無理!」
天道「離せって!」
文月「さぁ、諦めようぜ」
三人「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
仲良く落ちました。
常盤「……………バカじゃないの?」
千羽「そうですね」
大和(東)「どうか三人共ゲームオーバーだけにはなりませんように……………」
三人落ちた所で他のメンバーに変わりは無かった。
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