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GWも終わり、そろそろ学校生活に慣れてきたであろう5月の中旬。
高校生初めての梅雨入りの時期。
午前の授業が終わった昼休み。
俺は、高校に入って出来た新しい友達とゲームやマンガのことを話しながら友達2人と俺の席で昼食をとっていた。
が、俺は弁当のおかずだけをパクパクと口に運びながら、一人の女の子を見つめていた。
「それでさ、そのあとはミラクがリイナを庇って……って、おい、小野!聞いてるのか?お前が教えろって言ったんだろ?」
もちろん、話など聞いていない。
目線の先に夢中な俺は、俺の為に説明してくれていようがいまいがお構い無しにただ、楽しそうに話す彼女を見ているだけ、見ているだけだった。
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