第参夜

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歳「あ~… あんたら、本当に 海堂の奴らなんだな?」 雅「脇差しを確認して頂けたら。」 歳「灯りがねぇから見えねぇ。」 彼「雲…晴れれば…」 その時、雲が晴れた。 彼「…えぇ~…」 悠「何この奇跡(笑」 土方が、紋を確認する為に 渡された脇差しを抜いた。 歳「…海を型どった紋章… こいつ等、本物だ…」 総「ミライちゃん……!!??」 いきなり沖田が叫んだ。 総「どうしてここに…?! 君、僕達を騙してたんですか!!?」 その視線の先にいたのは、 新撰組で預かっている 佐久真未来の姿だった。 歳「は?テメェ、ミライ。 海堂なんざ知らないとか 言ってただろうが。」 一「……………」 チャキ 斎藤は無言で刀に手を掛けた。 悠「カナ!?新撰組と 知り合いだったの!!?」 総「何言ってるんですか? その娘の名前は佐久真…」 彼「…誰?その人…」 総「誰って、君のことでしょ…!」 彼「…違う。」 総「そんなこと…!! 一「髪が…長い?」 え?」 未来らしき人物をよく見ると、 肩につくかつかないか位の 未来の髪と違って、 腰まで長さがあった。 一「……一晩であんなにも 伸びるものなのか…?」 悠「んなワケないだろ!? 何、案外天然なのか君!!?」 雅「悠貴、五月蝿いよ。 一々相手の言葉に 反応しなくていいから。」 悠「いや、今のは俺じゃなくても 言いたくなるからね?」 彼「……話ずれた。」 悠「あ、ごめん。」 海堂家による漫才が終わった← 悠(漫才やった覚え無いんだけどぉぉ!!?)
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