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第1章カウント0~count0~
東京都庁前
「ただいまより君たちにはムラクモになる試験を受けてもらう。」
棗の一言で集まっていた若者たちがざわついた。
「今回ここに来てもらった皆様はどれか1つの能力ランクがSであるということです。」
棗の横の男、桐野礼文がそういう。すると若者たちから喜び声が上がった。
「では試験の説明を、ガトウ頼・・・」
「遅れました・・・」
そう言いながら来たのは緑のフード付きコートを羽織りフードを深くかぶった少年。
「・・・ガトウ」
棗はその少年を見た途端に目を細めた。
「ガハハハハ。俺はムラクモ10班班長ガトウだ!この試験では都庁内にいるマモノと戦ってもらう。こまけぇことは後で言う。まずは3人組を作れ!」
そういうと若者は一斉に動き出した。
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