第2話

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ラファイエット家は昔から、ブリキのおもちゃ専門の会社を経営していた。 しかし、時代の波に飲み込まれ家は廃れていってしまっていた。 そこどうにかしようと立ち上がったのが、先々代の当主コビー・ラファイエット、セルの祖父である。 彼はおもちゃ会社から花の卸売業へと経営内容を思い切って変更し、それを成功させた素晴らしい人物であった。 セルで3代目であるが、他では手に入らない外国産の花も取り扱うなど未だ成長を続けている。 ―――――表の顔は。
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