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「あ……起きた起きた、お寝坊さんだねぇ」
気が付くと彼女があいも変わらずの笑顔で話かけてくる。
僕はというと意識はハッキリとしてきたが、動こうとしても体は自由が聞かない状態だ。
「どうかな? 会話とかは可能かなぁ?」
正直どうしようもない状況ではあるが、僕は力を振り絞って声を出す。
「どうして……? どうしてこんなこと?」
クスクスと彼女が楽しそうに頬えみ口を開く。
「良かった喋ることは出来るみたいだね。でも身体は自由が聞かないでしょ? 上手くお薬調整したつもりだからね、コウちゃんの時はちょっと効き目が弱かったみたいで携帯とか弄くってたけど今回は大成功かな?」
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