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ピンポーンとドアのベル音が部屋内にこだまする。
はいよぉっと俺は玄関のドアをあけた。
「よぉ! 暇してる?」
ドアを開けた先で目にした彼は、大学時代同じサークルの映画研究会で仲良くしていた倖田だった。
大学卒業後はお互い社会人として忙しい日々を送ってるが、映画研究会の皆とは今でもたまに集まって飲み会を開いたりするし、また、倖田とは個人的にも、2人で飲みにいったりしている。
とはいえ倖田が部屋まで押し掛けてきたのは大学時代以来の事だ。
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