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翌朝、いつものように目を覚ました俺は朝食をとって駒王学園に向かった。
いつものように授業を受けて、いつものように昼食をとって、いつものように放課後は図書館で過ごしたあと、真っ直ぐに帰宅した。
門限にも余裕で間に合い、夕食も楽しく過ごす事が出来た。
団欒も楽しく過ごしたあとは、上に真っ直ぐ上がっていき、勉強を開始した。
ただ、いつもと違っていたのはやはり昨日の騒動のせいだった。
忘れようとしても、どうしても忘れる事が出来なかった。
そうしているうちに、時間だけが過ぎていった。
その時、下から何かが激突したような大きな音が聞こえた!
亮太:「何だ!?」
騒動で頭がいっぱいだった俺はビックリした!
そして、下から悲鳴が聞こえた!
?:「きゃあ!」
真っ先に下に向かおうとした時、下から傷ついた夏美が現れた!
亮太:「夏美!」
夏美:「お兄ちゃん、良かった‥‥。こっちには来ていなかったんだね。」
夏美は話を始めた!
夏美:「突然なの‥‥、突然お父さんが背中から血を流して倒れて‥‥、私も夏樹ちゃんも何が何だか分からないうちにそれに襲われて‥‥、それで私、お兄ちゃんに知らせなきゃならないって‥‥、」
さらに話は続き、
夏美:「夏樹ちゃん、そいつに捕まっちゃって‥‥、私、夏樹ちゃんを助けようとしたんだけれど‥‥、やられちゃった‥‥。」
夏美:「お願い、お兄ちゃん。夏樹ちゃんを‥‥、助けて‥‥。」
そう言うと、夏美はその場に倒れ込んでしまった!
俺は急いで下に駆け下りた!
リビングでは父さんが背中から血を流して倒れていた!
俺はとっさに駆けてあったパイプイスを手に取ると、急いで走った!
壁には大きな穴が空いていて、俺は穴に向かって走り出した!
外では夏樹が掴まれていた!
夏樹を掴んでいた奴を見て、俺は絶句してしまった!
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