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「蒼天、家ですよね」
「天之、だったな」
屋敷の様に大きい家の前で佇む7人の少年。
これから始まるのは、波瀾万丈の生活。
カルチャーメイト
「僕は長男の本奇[もとき]です。」
「その双子の弟元歌[もとか]」
「二人は17でね、俺は15!裕陽[ゆうひ]って言います!」
「風[ふう]です。12です」
大きな机を挟んで始まる自己紹介。
座るのは、勿論あの7人だ。
「こちらの長男楓[かえで]、17だ」
「英[えい]、14です」
「舞[まい]、12」
自己紹介が終わると共に、重くなる沈黙。
「本歌、部屋決めようよ。五つしか無いんでしょ?」
「あぁ、部屋の図。家の親が作ってあるから」
そう言って、沈黙を遮った双子。
区別がつかないこの二人は、手持ちのバッグから図を取り出した。
「一応ね、ここはリビング。夕食はここで食べる予定。
キッチンはあの前の所」
「後は各自調べて。部屋なんだけど、どうする?」
視線の先には楓。
蒼天家の長男である彼だ。
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