ヘブンズドラック

12/26
前へ
/184ページ
次へ
  「それで、一人で見張りか」 「ええ。けど、物音に誘導されたりで、どうにも犯人が掴めないのよ」  ダメじゃん……。 「……ならやっぱり人員増やした方がいいんじゃないか?」 「違うのよ。こう、何というか、かなり騙し方が巧妙というか……」  難しい顔をして身振り手振りを加えながら、鈴仙は必死になって説明する。  けど、やっぱ人員増やせという結論以外には辿り着かなかった。  んな、相手はルパンじゃないんだから……。数で押せば捕まるだろう……。 「……ところで、今更な疑問良い?」 「んっ、何だ?」 「何であなたが、薬盗まれてる事知ってるのよ。師匠も私と姫様以外に教えなかったのに」 「…………」  あー……。やべえ。  やっちった☆ 悪い、永琳。    
/184ページ

最初のコメントを投稿しよう!

152人が本棚に入れています
本棚に追加